ウィークタイは、元ひきこもりなどの不安や孤独に陥りがちな人々の当事者団体です。居場所づくりや自助会、共助会などを行っています。

運営趣意

 この法人に関わる私たちは全員がひきこもり経験を持つ”元”ひきこもりです。「元ひきこもり」というと、「ひきこもりから復帰した人だからもう何の問題も無いんでしょう?」と思われがちですが、実は多くの元ひきこもりが、実際には不安や孤独と日々向き合いながら何とかギリギリ生きている状態です。その理由は人それぞれですが、ひきこもっていた期間が長ければ長いほど、人間関係や所属する居場所などの社会関係の多くが失われてしまっているため、いざ復帰したときに孤立してしまいがちである、ということが大きいと言われています。そのような孤立状態にある元ひきこもりは、今何とか社会生活をしているだけなので、ほんの些細なきっかけでまたひきこもりに戻ってしまう可能性が高い、非常に不安定な状態であるといえます。 つまり、普通の人と何一つ変わらない生活ができる人は、そう多くはないのです。
 しかしながら、今をギリギリ生きているとしても、このように「現状、社会で何とかなっている」人には、サポートがほとんどありません。また私たちは基本的に、誰かに助けを求める事が苦手なのです。だからどうにもならずに、ひきこもるしかなかったのです。 2010年、外に出て仕事もやっていた仲間が「すまない」とだけSNSに書き込み、命を断ちました。彼は助けを求めていましたが、彼を助けてくれる場所は無かったのです。
 私たちは、最後の力を振り絞ったのに救われない話はもう嫌だと、皆が思っています。最後の最後には救われる場所が必要なのです。そしてそれが無いのならば、自分たちでやるしかない。
 私たちは、元ひきこもりなどの不安や孤独に陥りがちな人々のために、居場所づくりと自助会を行うことで、孤独や不安に立ち向かい、生きづらい社会で生きてゆく力を共に見つけ出す活動を行っている当事者団体です。

ひきこもり支援活動理念

 ひきこもりを経験している私たちは、ひきこもりが現在の社会環境において、本質的には回復が難しいこと、また世間一般に想像される”フツーの生活”という社会復帰像がマボロシであることを、経験から知っています。 現に私たちの何名もが、行政や支援団体、家族から社会復帰できているとの太鼓判を押されていますが、いつまた「ひきこもり」を繰り返すことになるかもしれないと考えています。 しかしながら、だからといって「絶望するほどのことはない」ことも、また知っています。
 ところで、ひきこもりに対する行政等のプロフェッショナルの支援は大変力強く役に立つものですが、一方でそこでの人間関係というものは、支援のゴールが「就業」や「経済的自立」のように長い人生の中のある一点に設定されているため、それが成し遂げられた時点で終わってしまうという形式的で表面だけの付き合いです。これはプロフェッショナルは「仕事」として支援を行っている以上しかたのないことです。
 しかしながら考えてみると、私たちはこのような「利害だけの関係性」が溢れる社会の生きづらさに、「ひきこもり」という方法で自分を守ってなんとか生き抜いていたのでした。
 ですから私たちは、もう行政や社会復帰支援のためだけの団体だけを頼ることをやめました。私たちは自分自身で、いつでもどんなときでも頼ることができるネットワークを作っています。「ひきこもり」と「社会復帰」をふらふらと行き来する、1人ではとても誰かを助けられる力を持ち合わせていない弱い個人が、ここで緩やかにつながることで、社会の生きづらさに対して抗う力になります。私たちは誰にもどうにもならない苦しみを、少しだけ和らげる方法を知っています。どうか連絡を下さい。
 そして私たちの活動は永久です。行政のように政治や世論で右往左往することもなければ、利益が無いから撤退する事もありません。ここで、いつでも、必要とする人が来るのを、待ち続けます。

学校に行きづらくて悩んでいる方へ

私たちは不登校・登校拒否の経験者です。
 自分たちが学校に行かないと決めた時のことを振り返ると、それはもう、いろいろなことを言われました。先生から。親から。「大変なことになるぞ!」「友達ももうできなくなる!」「将来どうするんだ!」「甘えるな、行くものなんだ!」
 結論としては、全部、そんなことはありませんでした。
 学校に行かなかった全員が、別に「大変なこと」になんかならず、友達もできたし、今結構楽しくやっています。もちろんしんどいこともありますが、まあそんな日もあるでしょう。あの時に学校に行くより、随分、はるかに、ましです。
 私たちはあなたが行きたくないと意思を表明したことを心から尊敬するし、応援します。
 もしも、こういう私たちと話がしてみたいということでしたら、いつでもメールを送ってください。
 私たちができることはそんなに多くありませんが、私たちは私たちを助けてくれる人を、誰よりも知っています。日本一“頼れる”存在だと思っています。この小さなウェブページをよく見つけてくれました。私たちは味方です。

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